重度の食餌性小麦アレルギーになって、本当に食べられるものが少なくなりました。
少量の小麦を誤って食べてしまうだけでアナフィラキシーショックが出てしまうので、いつも手元にエピペン(自己アドレナリン注射)を持ち歩いています。
大人になってから発症するアレルギーで1番多いのが小麦。子供の頃にアレルギーで食べられないのは消化酵素が少ないから成長するにつれて食べれるようになるという例もありますが、大人になってからのものはほぼ治らないそうです。
小麦に関して言えば、卵などの他のアレルゲンと違い、タンパク質の熱変性が少ないので加熱したから食べられるということもありません。
改めて市販品の成分表示を見るようになると、あらゆるものに小麦って使われてい、パンや麺類はもちろん、揚げ物の衣ややバンバーグのつなぎのパン粉、魚肉ソーセージのつなぎなど様々なものに使われています。
でも勘違いしている人が多いのですが、アレルギーはタンパク質が原因で引き起こされるので、小麦デンプンは食べられます。同じ理由で醤油と味噌も発酵する時に麹がタンパク質を分解しているのでアレルギーは出ないと厚生労働省のホームページにも記載があります。(個人差はあるかもしれませんが少なくとも私は出ません。)
ただ小麦タンパクはグルテン(グルテニンとグリアジン)以外にもアルブミン、グロブリンという物質もあるのでそちらのアレルギーのある人はグルテンだけ除去すれば良いわけではないので注意が必要です。
なかなか「原料の1部に小麦を含む。」って書いてあるので何に使っているのか分かりにくいですが、小麦アレルギーになったからといって全ての小麦を除去しないといけないことではないのです。